2019-01-01から1年間の記事一覧

運動療法基礎

1. アルブミンは栄養状態を把握する指標であり、基準範囲は文献により多少前後するが、3.6~5.0g/dLである。この値が低下すると低栄養状態、飢餓状態である。ことが示唆される。 2. 赤血球はへモグロビンを含み、酸素を運ぶ作用がある。赤血球数が減少もしく…

炎症・物理療法

TENSー疼痛、TESー痙縮、FESー筋力強化 超音波0.5-2.5 電気刺激敷療法の目的は、 神経筋コントロール, 鎮痛、 創傷治癒である、脱神経筋に対する神経筋コントロールにおいては、 電気刺激により共同運動を起こさないように刺激をすることが必要となる、顔面…

ADL・生活環境・基礎理学療法

1. 評価は8つの領域で構成される。2. 5分程度の回答時間で包括的健康状態を測定できる。3. 日本人の国民標準値が算出されている。4. 対象を限定しない包括的QOL 尺度である。5. 対象とする年齢範囲は16歳以上である。①福原俊一 他: SF-36v2日本語マニュアル…

介護保険

介護保険制度1997年、関連法案が成立 2000年、制定=実施 介護保険制度による、申請から介護サービスを利用するまでの手続き1:被保険者本人が要介護認定の申請のために市区町村の担当窓口へ出向くことが難しい場合には、家族、地域包括支援センター、居宅介…

理学療法評価学

徒手筋力テストにおける脳神経支配を受ける筋群に対する段階付けの方法は,目的とした活動についての相対的な機能レベルを確かめるという点である.段階評価システムは機能に基づくもので, 運動あるいは機能の段階付けは次のように行う.(4段階) F:機能している…

リハビリテーション医学

医療法は、医療提供施設(医流施設)として、病院や診療所、介護老人保健施設などを定め、これらの医療提供施設の管理体制や人員配置基準、構造設備基準などを規定している。1. 救急診療所は、救急医療について相当の知識や経験を有する医師が、常時診療に従事…

ACL再建術後、PCL保存療法、半月板損傷

1日、2週間、3ヶ月、8ヶ月 前方引きだしテスト Nテスト Lachman test(ラックマン) pivot shift test(軸移動テスト) jerkテスト 後方引き出しテスト=Posterior drawer(ポステリオアー ドロワー) 前十字教带損傷はスポーツによる受傷が高頻度にみられる。…

アキレス腱断裂

5日、3週間、2ヶ月、5ヶ月 3. アキレス腱健断裂に対するテストである。検査台や椅子の上で膝立ち位とし、両足部を台や椅子の端から出させる。患者にリラックスするよう指示し、検者は腓腹筋を把持する。このときに足関節が底屈しなければ陽性で、アキレ…

「妄想」という病気をうまく鎮める大原則 否定も肯定もしない「第3の方法」

「妄想」という病気をうまく鎮める大原則否定も肯定もしない「第3の方法」PRESIDENT Online2018/01/19 15:00 原 富英国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 精神医学教授 「妄想」は精神科の代表的な症状のひとつです。精神医学では「訂正できない誤った信念」…

予防

1次予防 健康増進 疾病予防 特殊予防 2次予防 早期発見 早期治療 適切な医療と合併症対策 3次予防 リハビリテーション 「予防」には、次の3段階が存在する。【一次予防】疾病そのものの発生を未然に防ぐ段階。全般的な疾患,外傷予防 (一般的一次予防)と、予…

臨床運動学 姿勢・歩行

1. 閉眼時は開眼時と比較し、頭部の身体動揺が大きい。頭部>腰部 立位姿勢は、 ①抗重力機構及び ②外カによって起こる重心移動をもとに戻す機構 によって維持されている。 1. 高齢者の姿勢は、円背に伴う骨盤の後傾、股関節、膝関節の屈曲が特徴であり、加齢…

西城秀樹さんと多系統萎縮症

Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文西城秀樹さんと多系統萎縮症19/11/27 敬愛する先輩脳神経内科医から読むように勧められた本がある.「蒼い空へ 夫・西城との18年(小学館)」だ.2018年5月,63歳という早すぎる人生の幕を下ろした西城秀樹さんの妻…

多系統萎縮症

安全なHolmes-Stewart反跳現象の診察とその意義

他の先生がされる神経診察を拝見することはとても勉強になる.とくに自分が普段行っていない診察を見せていただくと,次回,試してみようと思う.Cure PSPという,米国の進行性核上性麻痺の患者会が作成したビデオ(PSP, CBD, PSPの症状と診断)を見ていたと…

流行期のインフルエンザ診断 ベイズの定理と事前確率の見積り

第3346号 2019年11月11日流行期のインフルエンザ診断インフルエンザの季節です。今シーズンもまた,インフルエンザの迅速検査が大量に行われるのでしょう。いくら何でもやり過ぎですが,患者は希望するし,保育園や学校・職場からも依頼されるし,医療機…

肺コンプライアンスについて

『エキスパートナース』2015年4月号より転載。肺コンプライアンスについて解説します。 島 惇自治医科大学医学部麻酔科学・集中治療医学講座(集中治療医学部門) 布宮 伸自治医科大学医学部麻酔科学・集中治療医学講座(集中治療医学部門) 教授 肺コンプラ…

クリアリング・ア・スペース

こんにちは!冨田です。 このページはフォーカシングについて知りたい方に向けて書いています。 私は日本のフォーカシングの第一人者、池見陽教授にフォーカシングを教わっています。 また、月に一度のフォーカシング研究会にも1年ほど参加し、フォーカシン…

フォーカシングの基本「フェルトセンス」とは

こんにちは、冨田と申します。 この記事は 「フォーカシングについて少し知ったけど、フェルトセンスって何?」 「よくわからない、、」 というあなたに向けて書きました。 私は大学で心理学を専攻しています。 日本でフォーカシングの第一人者、池見陽先生…

sag sign(サグ・サイン)

【画像①】 sag sign(サグ・サイン)ってご存知ですか?膝の後十字靭帯(PCL)損傷の際に見られる徴候です。 画像のように患者さんには背臥位となってもらい、軽く膝を曲げた状態で踵を台の上に置きます。この時、下腿が床面と平行になるようにします。 着目す…

血管 【ゴロ合わせ】

ログイン新規登録 【解剖学】とにかくゴロで丸暗記!動脈からの枝まとめ8もぬけ2019/08/05 12:31 【2019/08/05 更新】このノートは鍼灸師の国家試験対策用にまとめています。 目次はじめに動脈の枝ゴロまとめ【大動脈弓】動脈の枝ゴロまとめ【外頚動脈の枝】…

イアンセキュアノット

こんにちは。けんさむです。 全国的にマラソンの季節が到来しておりますね! 寒い!寒いけど負けたくない。負けないんだよマラソン!! 個人的に僕も熊本城マラソンに出場するので、本番に向けて走り込んでいます。 42.195km恐ろしいなぁ・・・ そして、ラン…

肩の外側の痛みと腋窩神経の圧迫!QLSの評価とリハビリテーション  

肩の外側の痛みと腋窩神経の圧迫!QLSの評価とリハビリテーション肩関節の構成は複雑です。肩の外側の痛みを感じる場合、腋窩神経による圧迫を原因の一つとして考える必要があります。今回、肩の外側の痛みと腋窩神経の圧迫の確認に対する評価とリハビリテー…

筋トレ 名前 これから細かく

ニーアップ knee up ヒップアップ hip upアームヒップレッグトゥバンドボールディスク

【GIF解説】ディップスのフォーム【姿勢、補助の仕方】

大胸筋の下部を鍛えます。 3つに分かれる大胸筋。上に押せば上部、前に押せば中部下に押せば下部が鍛えられます。 でも3つとも付着部は同じなので、ベンチプレスをすれば比率は違いますが、3つともに負荷が入っています。 ディップスは「下部」に負荷を入…

猫に本気で学びたい!「どこでも眠れる」技術 世界を旅する犬猫写真家が見つけた極意は?

こんな場所で大胆に眠ることを、よくも思いついたものだ。猫の眠りのヒミツを探ってみたい(撮影:新美敬子) みなさま、こんにちは。犬猫写真家の新美敬子です。世界を旅して街角で出会った犬や猫と人との暮らしを撮り続けて、25年以上たちます。 犬も猫も…

第二次世界大戦中に米海軍が開発した「2分以内に眠りにつく方法」とは?

人が生きる上でおよそ1/3の時間を費やすという「睡眠」は、不足すると健康に悪影響を及ぼすほど重要で、昼寝をすると記憶力や生産性が上がるという報告もあります。しかし、いざ横になって目を閉じてもなかなかうまく寝付けないことも。そんな時に役立ちそう…

明日から生かせる! 姿勢評価に必要な3つのポイント

Contents(目次) [show] 姿勢評価をすることで分かることは? 姿勢を評価を行うことで様々なことが分かります。 ● 重心位置、関節モーメントの大小 ● 筋・関節の状態(弱化、短縮、過緊張、ROM制限) ● 呼吸機能(吸気・呼気、胸式・腹式のバランス) ● 運…

姿勢評価で悩んでいる方必見! 観察をスムーズに行うための3つのポイント

Contents(目次) [show] 立位姿勢をどのように評価していますか? 臨床場面では、頻回に行われる評価の一つだと思います。 みなさんはどのような方法・考えで行っていますか? ● 矢状面・前額面・水平面から観察する ● 重心線が通る位置を観察する ● 左右差…

バイオメカニクスを応用!姿勢から考える「関節機能」の推論と病態の評価方法

今回は、「姿勢評価から関節機能を考える」をテーマにお伝えしていきます。 みなさんは、普段どのような姿勢分析を行っていますか? いわゆる、トップダウンで評価をしていく際、姿勢から機能障害などを予測していく方は多いと思います。 その際、バイオメカ…

姿勢評価・推論に必要な3つのポイント

今回は、「姿勢評価・推論に必要な3つのポイント」をテーマにお伝えしていきます。 みなさんもトップダウンでの評価は行いますよね? この評価方法では姿勢・運動観察から、大まかな問題点を推察していくことが求められます。 「そんなことは知ってる!」と…