フォーカシングの基本「フェルトセンス」とは


こんにちは、冨田と申します。

 

この記事は

「フォーカシングについて少し知ったけど、フェルトセンスって何?」

「よくわからない、、」

というあなたに向けて書きました。

 

私は大学で心理学を専攻しています。

日本でフォーカシングの第一人者、池見陽先生のゼミに参加させて頂いており、

1年以上フォーカシングを実践しています。

 

私は専門家ではありませんが、初心者の方に向けて

なるべくわかりやすくフェルトセンスについて解説します。

 

大丈夫です、難しくないです!

 

 

フェルトセンスとは一言で言えば

「意味を含んだ曖昧な身体感覚」

です。

 

たいていは体の真ん中(おなか、胸、のど)あたりで感じられます。

 フェルトセンスは体の内側に常に存在するのですが、注意を向けたときにすぐ気づく場合と、気づかない場合があります。

 

これだけではわかりませんよね。

私も始めは「なにそれ」って思っていました。

 

 例を3つ挙げますね。

・恋に落ちたとき、キュンとする感覚

・クイズなどがわからなくてモヤモヤする感覚

・思い出せそうで思い出せない言葉があり、「ここまで出かかっているのに!」

と喉がつっかえるような感覚

 

↑これらはすべてフェルトセンスなのです。

あなたも経験があるのではないでしょうか。

 

また、フェルトセンスは意味を含んでいます。

 

「キュン」というフェルトセンスを感じて

「あれ、胸がしめつけられている感じがする。病気かな。」

とは思いませんよね?

 

「キュン」は

「苦しいけど心地いいような、、これは恋だ!!」

などの意味を含んでいます。

 

同じように「モヤモヤ」というフェルトセンスはただの胸焼けとは違います。

「何か違和感を感じる。わかりそうでわからない、、!」

などの意味を含んでいます。

 

弱めに感じられるフェルトセンスでも

「胸のあたりでかすかに感じられている何か重い感じで、悲しいようなものを含んでいる」

など意味を持っています。

 

このようにフェルトセンスとは

「意味を含んだ体の感覚」

なのです。

 

始めはフェルトセンスは掴みにくいと思います。

 

実は、私もフェルトセンスを感じられないときも多いです。

しかし自分のイメージしたことを言ってみて、その言葉と体のかんじは「ピッタリ」きているかを確かめるとフェルトセンスが浮かんでくる場合があります。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

ぜひ自分の内側に注意をむけて、フェルトセンスを感じてみてください。

怖いものではないですよ^^