運動学

 

1. オトガイ横筋ー二重顎をつくる
2. 鼻中隔下制筋ー鼻中隔を引き下げ、鼻孔を広げる。
3. 皺眉筋(しゅうびきん)ー眉を内下方に引き、左右眉間に縦のひだをつくる
4. 鼻根筋(びこんきん)ー眉間の皮膚を引き下げ、鼻根にひだをつくる。
5. 大頬骨筋ー口角を引き上げる

6,. 小頬骨筋ー上唇を、引き上げる。鼻唇溝をつくる

前頭筋ー額に横ひだ、眉をあげる

頬筋ー頬壁を歯列に押し付ける

笑筋ー口角を外方へ引き、えくぼをつくる

口輪筋ー口笛を吹く、口をとがらせる

眼輪筋ー瞼を閉じる

 

咀嚼筋群は、すべて三交神経の第3枝である下顎神経に支配される。

5. 外側翼突筋は、両側同時に働いた場合、下顎骨を前に突き出して口を開く。片側のときは、下顎骨を対側に動かす。

5. 外側翼突筋は, 上頭が蝶形骨大翼から,下頭が上顎骨より起始し,下顎類,関節円板, 関節包に付着する. 両頭が働くと, 下顎骨を前方突出させる。また上頭はあごを閉じるときに関節円板の緊張と関節の位置を調整している。

 

片側の収縮時に反対側へ回旋させるのは

外腹斜筋

多裂筋

胸鎖乳突筋

 

輪帯ー伸展時に緊張

腸骨大腿靭帯(上)ー伸展、内転(++)、外旋

腸骨大腿靭帯(下)ー伸展(++)、外転、内転、外旋

恥骨大腿靭帯ー伸展、外転(++)、外旋

座骨大腿靭帯ー伸展、内転、内旋

大腿骨頭靭帯ー内転時のみ緊張

 

1. 大腿骨と脛骨の長軸は、前額面で見て外側で170~175の角度となっている(膝関節の生理的外反)。

2. 膝関節屈曲角度は、股関節届曲位では大きく、伸展位では小さくなる。

3. 大腿骨の内側顆と外側頼の関節面は非対称形で、曲率半径も異なる。形態的には外側顆

のほうが大きいが、関節面は内側顆のほうが広い。

4. 膝関節屈曲初期には、脛骨は大腿骨 に対して内旋し、屈曲位から伸展していくときに外旋する。膝関節完全伸展位に近づくと、外旋運動は大きくなる(終末強制回旋運動)。

5. 膝関節屈曲の制限因子は、膝伸筋の緊張、下腿後面と大腿後面の接触である。


1:主な吸気筋は横隔膜と外助間筋であり,努力時には斜角筋群,胸鎖乳突筋なども働く.

6. 内肋間筋前部は安静・努力性吸気時に作用する。

2:腹橫筋は下位肋骨を引き下げ,努力呼気に働く.

3,4, 5:胸橫筋,下後鋸筋,内腹斜筋,内肋間筋横部

助骨を引き下げ、努力呼気に働く。

1)中村隆一 他:基礎運動学 第6版補訂,pp285-
288,医歯薬出版, 2012.2)金子丑之助:日本人体解剖学 上巻改訂19版, p257.pp278-288,南山堂,2000. 3)医療情報科学研究所(編): 病気がみえるvol. 4 呼吸器 第2版.pp12-13,メティックメディア, 2013.

 

立脚期60%、遊脚期40%、両脚支持期20%

中枢パターン発生器(central pattern generator CPG) 感覚入力や上位中枢からの神経指令なしに周期的な運動パターンを生成する神経回路網と定義される。
1. CPG 説は、Brown により、 後根を切断された脊髄ネコを用いた研究から見出されており、ヒト以外にもみられるとされる。
2. CPG 説では、屈筋と伸筋のa運動ニューロンの間には相反抑制の結合があり、交互の活動を持続することができるような介在ニューロン· プールが存在すると考えられている。
2. CPG の活動は、末梢からの入力によっても生じる。CPG の活動レベルは、上位中枢の制御を受けると同時に、四肢からの感覚フィードバックの影響も受ける。
4. CPG は、歩行運動の基本となる屈筋·伸筋間の周期的な運動出力を、脊髄運動ニューロンに与える

 

筋力、速さ、持久力が求められる課題ー高い覚醒レベルでパフォーマンス良好

 

覚醒レベルとパフォーマンスの関係は逆U字曲線を描く