2019-07-17から1日間の記事一覧

各姿勢の特徴と分析の視点【立位】

立位姿勢 1)力学的特徴 支持基底面が狭く、重心の位置が高いため他の姿勢より不安定であるが、移動には有利である。 ベースを広くするほど左右への安定性は高まるが、移動には不利になる。 2)構造学的特徴 立位姿勢は、両下肢で支えられた骨盤の上に体幹が連…

各姿勢の特徴と分析の視点【座位】

座位姿勢 1)力学的特徴 足部と殿部に囲まれた広い支持基底面に対し、座面より突き出た体幹の重心が後方に偏倚しているため、座位は後方へ不安定な姿勢といえる。 前方へは支持基底面が広く安定しているため、上肢のアクティビデティーに適している。 2)構造…

各姿勢の特徴と分析の視点【背臥位】

重力と支持基底面との関係で、姿勢保持のための筋活動は変化する。 ここでは、背以位・座位・立位姿勢について、力学的・構造学的・運動学的視点から特徴を示し、 分析の視点について概説する。 背臥位姿勢 1)カ学的特徴 支持基底面が広く、重心の位置が低く…

感覚戦略

それぞれの感覚系が知覚している情報は異なるため、課題に応じて優位な情報が選択される。歩行ー視覚 暗闇ー体性感覚 触診ー体性感覚(触覚) 食事ー味覚・視覚・体性感覚(触覚)すなわち、課題や環境に応じて感覚戦略が切り替わる。

両膝立ち位(kneeling)

構造的(骨形態) 力学的(支持基底面・重心位置・安定性) 両膝関節と前足部で支持面をつくる。 運動学的(キネマティクス・運動パターン) 足部を除いた運動連鎖 両膝立ち位姿勢では立位姿勢よりも腰椎前弯と骨盤前傾が増大する。 両膝立ち位は立位と比べ膝関節…