解剖学

 

1. 腎臓は中胚葉由来である。
2. 肝臓は内胚葉由来である。
3. 乳腺は外胚葉由来である。
4. 毛髮は外胚葉由来である。
5. 尿管は部位により、中胚葉または内胚葉に由来する。

外ー神経、皮膚表皮

中ー骨、筋、結合組織

内ー消化管の上皮

 

1. 常染色体は44 個ある。さらに2個の性染色体があり、ヒト体細胞の核には、計46個の染色体がある。
2. Y染色体はX染色体より小さい。男性はXY型、女性はXX型の性染色体をもつ。

 

大脳辺縁系

変態なカイマー徘徊中にユミの両乳を見る

扁桃体帯状回、海馬体(歯状回・海馬・海馬台)、灰白層、中隔野、脳弓、脳梁、乳頭体、視床前核

 

長母し屈筋ー脛骨に付着しない(腓骨に付着)

 

浅腓骨神経L5~S1

長・短腓骨筋

深腓骨神経

前脛骨筋・第3腓骨筋

脛骨神経

後脛骨筋・長母し屈筋・長し屈筋・膝窩筋・足底筋

内側足底神経

母し外転筋・短母し屈筋・短し屈筋

 

三角筋腋窩神経C5~6

小円筋ー腋窩神経C5

大円筋ー肩甲下神経C5~7

 

虫様筋3,4ー尺骨神経=鷲手

1. 虫様筋は深指屈筋腱から起始し、第2~5指の指背腱膜に停止する。第2~5指のMP関節屈曲PIPDIP伸展の作用をもつ。

掌側骨間筋ー尺骨神経ー2,4,5指MP関節内転

背側骨間筋ー尺骨神経ー2,4,指MP関節外転

(橈骨側の一部は正中神経支配を受けることがある)

後骨間神経ー橈骨神経の枝ー純粋な運動神経

前骨間神経ー正中神経の枝

横つまみーいくつかの筋が相互に作用するが、特に重要なのは第1背側骨間筋母指内転筋である。

MP 関節の不動の肢位は展曲70付近で、この肢位で側副靭帯は最も緊張する.

母指球筋群

母指屈筋

母指外転筋

母指対立筋

母指内転筋の4筋。

母指内転筋、短母指屈筋(深)ー尺骨神経

他、正中神経

小指球筋群

小指屈筋

小指外転筋

小指対立筋

掌筋の4筋である。

母指球筋や小指球筋は手内筋と呼ばれ、手の骨に起始と停止をもつ。

 

股関節は大腿骨頭を関節頭、寛骨臼を関節窩
とする臼状関節である。

1:寛骨臼の周辺に付着している関節唇は線維軟骨である。

2:大腿骨の頭頸部と骨幹部でなす頸体角は、成人で約130である。
memo 大腿骨頭は前頭面に対し、10~30前方を向く(前捻角)。

3:寛骨臼は深く、大腿骨頭の約2/3を入れ、
さらに線維軟骨性の関節唇で補われている。

5:大腿骨頸部の前面は完全に関節包に包まれているが、後面ではその上部だけが包まれている。(全周を覆っていない)

6:大腿骨頭靭帯は骨頭固定や股関節安定性の力学的機能はほとんどなく、主に大腿骨頭への血液供給の経路として働く。

7. 骨幹部はやや前湾している

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1. 松果体間脳の背面から後方にある

1. 胸腺は胸骨の後面で心臓の前上部の縦隔前部にある

1. 甲状腺甲状軟骨の下方で,気管の両側と前部にある

1. 上皮小体甲状腺後方(4つ)にある.

1. 副腎は腎臓の上方にある。

 

 

1. リンパ液の成分は血漿に類似しているが、蛋白質の濃度が低い
2、 Peyer 板は、回腸の腸管壁に存在する多数の孤立リンパ小節が集まってできたリンパ性器官である。中には数多くの大食細胞が存在し、これにより腸管内の細菌は捕捉され、破壊される。
3. 右リンパ本幹は、右上半身のリンパを集める。右静脈角で静脈に合流する。右下肢のリンパは胸管に集まる。

4. 胸管は胸腔内で脊柱の前面を上行し、左静脈角で静脈に合流する。
5. 乳び層は、腸リンパ本幹と左右の腰リンパ本幹が合流してできる。

 

1. 耳垂は、外耳に位置する耳介の下端部であり、軟骨が欠如する。

4. 耳管は上咽頭と中耳を連結する

2. 鼓膜は外耳と中耳の境界にある。直径約1cm、厚さ約0.1 mm の薄い膜である。

3. 鼓膜に付着する耳小骨はツチ骨である。耳小骨は、外側から順に、チ骨、スタ骨、ブミ骨と並ぶ。

3. 鼓膜張筋はツチ骨に付着する。鼓膜張筋は、鼓膜を内方へ引き、アブミ骨底を前庭窓へ押し込む。

5. 蝸牛は前庭の前下方に位置している

コルチ器は蝸牛管のなか

卵形のうは前庭のなか

5. 蝸牛管は内リンパで満たされる。外リンパで満たされるのは、前庭階と鼓室階である。

3. 前庭窓の振動は前庭階の外リンパを振動させる。この振動は、前庭階、蝸牛頂、鼓室階を伝わって幅牛窓(正円窓)へと至る。

4. 音波による外リンパの振動により基底膜が振動し、有毛細胞の毛が蓋膜に接触することによって刺激され、脱分極を生じる。

2. 音の強弱は脱分極の頻度により、また音の高低(周波数)は蝸牛のどの部分のCorti器が強く刺激されたかによって判別される。
5. 有毛細胞には動毛と不動毛がある。感覚毛が不動毛から動毛の方向に屈曲すると脱分極を示す。一方、逆向きの屈曲は過分極をきたす。

1. 卵形囊は水平方向、球形囊は垂直方向の直線加速度を感知する。

 

視覚器は光を感受する器官で、眼窩の中にある。視覚器の主部は眼球であり、これに眼瞼、結膜、涙器、眼筋などの副眼器が付属している。

1. 眼筋には直接眼球に付着して眼球運動に関与する6種類の筋(上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋、上斜筋、下斜筋)と、上眼瞼に付着して上眼瞼を挙上する上眼瞼挙筋がある。
memo上斜筋は滑車神経支配である。

1. 虹彩の平滑筋には瞳孔括約筋と瞳孔散大筋があり、前者は収縮によってす孔を小さくし(縮瞳)、後者は瞳孔を拡大する(散瞳)。

瞳孔括約筋は副交感神経支配(動眼神経)

1. 近くの物体を見るときには毛様体筋が収縮し、毛様体小帯が緩んで水晶体の厚みが増し,届折力が増す。

memo 毛様体にある毛様体筋は、水晶体の弯曲を調節する。

4.角膜は血管を欠く。ただし、眼神経の枝である長毛様体神経が豊富に分布している。そのため、角膜の感覚は極めて鋭敏である。

1. 乱視は、角膜の異常によって生じる。角膜の水平方向と垂直方向の曲率が異なっている場合や、角膜表面に凹凸がある場合に生じる。

1. 水晶体の蛋白質変性により白濁して視力障害をきたすのは、 白内障水晶体の蛋白質変性により白濁して視力障害をきたす。

2. ヒトの1眼には錐体が約6× 106個、杵体が約1.2× 108個あり、杵体のほうが錐体よりも多い

3:眼球内膜にある網膜の一部には黄斑と呼ばれる小斑部があり、その中央(中心窩)は錐体のみからできているため物体の形が最も鮮明に見える部分とされる。

3. 神経節細胞の軸索である視神経は、 視神経乳頭で集合して眼球を出る。

4. 近視は眼球の奥行 (眼軸) が長すぎるために、 網膜の手前に結像してしまう状態である。 網膜の後方に結像してしまうのは、遠視である。

5. 眼球の外に出た視神経は、中脳底部の視交叉を経て、外側膝状体で線維を換え、 視放線となって大脳皮質後頭葉の一次視覚野に至る。

1. 眼瞼結膜は、透明で内部の細い血管がよく観察できる。そのため、貧血を診断するときの目安となる。

 

心臓の後上部にあるのは左心房ー食道の前

心臓の前下部にあるのは心室ーTh7で最も腹側にある

心室中隔前2/3(右心室側に凸)・前乳頭筋=左冠状動脈前室間枝

左室下壁=右冠状動脈

洞房結節・房室結房=右冠状動脈

大動脈は、上行大動脈、大動脈弓、胸大動脈、腹大動脈に分けられる。
2:大動脈弓の起始部は右肺動脈、左気管支を越えて後方へ曲がり、気管と食道の左側を通り、第4胸椎の左側の位置で胸大動脈となる。
memo 大動脈弓は胸骨柄の後ろにあり、気管の前方から左側を通り左後方に向かう。

3:左,右冠状動脈は、上行大動脈から分岐する
4:右鎖骨下動脈と右総頭動脈は、腕頭動脈から分かれる。
5:大動脈弓は右第2胸肋関節の高さで上行大動脈の上端に始まり、上方に凸の弓状をなして左後方に走り、第4胸椎の高さに至る部で、最高部は第2胸椎の高さにある。

1. 肺動脈と大動脈弓の末端部との間には、吻合である動脈管(Botallo 管)がある。肺動脈に入った血液の大半が、動脈管を通って大動脈弓に注ぐ。
2.卵円孔は、心房中隔に位置する。下大静脈を通って胎盤からきた血液の大部分は、卵円孔を通って左心房に入る。
3. 胎盤には、2 本の臍動脈と1本の臍静脈が接続する。
4. 臍動脈は、生後循環の腎動脈と肺動脈の役割を果たす。
5. 臍静脈は、生後循環の門脈と肺静脈の役割を果たす。

 

皮静脈ー外頚静脈浅腸骨回旋静脈、網・壁・皮・伏在

 

気道=鼻腔、咽頭喉頭気管、気管支

上気道ー鼻腔から喉頭まで

鼻腔、気管ー多列線毛上皮

1. 成人の気管の長さは約10cm、太さは約2cmである。

2. 気管の後壁は食道と接し、軟骨を欠き平滑筋からなる膜性壁で構成される。
2. 気管支の分岐角度は右が約25、左が約45である。そのため、気管内に落ちた異物は、ほとんどが右の気管支に入る。
3. 肺門は肺内側面の中央部に位置し、気管支、肺動静脈、気管支動静脈、リンパ管、神経の出入り口をなす。
4. 肺の栄養血管は気管支動脈気管支静脈である。肺動脈と肺静脈は肺の機能血管である。
5. 肺尖は、肺の上端部で、鎖骨より約2 cmほど上方へ突出する。

 


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咀嚼された食塊や流動物は、口腔、咽頭、食道の複雑な協調運動により胃に運ばれる。この一連の運動が嚥下であり、口腔期、咽頭期、食道期に大別される。
1:嚥下の瞬間に鼻咽腔と口腔は閉鎖して、呼吸が停止する(嚥下性無呼吸)。
2:咽頭期に軟口蓋が後上方へ動いて鼻咽腔を閉鎖することで、鼻腔への食物の逆流を防ぐ。
3、4:咽頭期に喉頭蓋が倒れて気管の入口、声門や声門前庭をふさぐことで、誤嚥を防止する。
5:食道入口の括約筋である輪状咽頭筋が弛緩して食塊を受け入れ、食道の蠕動運動によって食塊が胃に送られる。

1. 食道は、約25 cm の長さの管状器官である。第6頸椎の高さで咽頭に続いて起こり、第11胸椎の高さで胃へとつながる。

5. 食道壁は、粘膜と筋層、外膜の3層構造である。

3. 食道は胸腔にて脊柱の前、気管、心臓の後ろを通って横隔膜を貫いて腹腔に入り、胃へと続く
2.食道には、食道起始部、気管分岐部、横隔膜貫通部(食道裂孔)の3か所の生理的狭窄部がある。狭窄部は異物が停滞しやすく、また食道癌の好発部位でもある。

C6,Th4,10ー食道の生理的狭窄部位

 

1. 胃は左Th11の高さで食道に続いて起こり、右L1の高さで小腸につながる。

【生理】

1.消化時の胃液の分泌過程は、脳相、胃相、腸相の3相に分けられる。 胃相では約80%の胃液が分泌される。一方、脳相では約15%の胃液が分泌される。

2. 胃液は胃に入った食塊を殺菌する、 鉄を吸収しやすい形に変える、内因子の分秘といった働きがある。胃底腺のうち、

主細胞はペプシノゲンを、

壁細胞は塩酸を、

副細胞は弱アルカリ性の粘液を分泌する

4. 胃粘膜の壁細胞は内因子を分泌する。内因子は、腸でビタミンB12と固く結合し、複合体を形成することで吸収される。

胃液分泌ーガストリン、アセチルコリンヒスタミンで促進される。

1:ガストリンは幽門腺のG細胞から分泌され、壁細胞に働き胃液分泌を促進する。
memo胃壁の伸展迷走神経の興奮などが刺激となる。

2:胃酸により酸性化した食物が十二指腸に送られると、十二指腸粘膜にあるS細胞からセクレチンが分泌され、壁細胞やG細胞に作用して胃酸の分泌を抑制する。
memo膵臓に作用して、膵液の分泌を促進する。
3:胃粘膜から分泌されるヒスタミンは、壁細胞に作用して胃液の分泌を促進する。
4:アセチルコリンは副交感神経の化学伝達物質であり、壁細胞を刺激し胃酸分泌を促進するとともに、G細胞を刺激してガストリンを分泌させる。
5:胃酸が十分にいきわたり幽門部のPHが低下すると、D細胞からのソマトスタチンの分泌が増加し、ニ次的にガストリンの放出を抑制する。

胃液抑制ーセクレチン、ソマトスタチン

 


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十二指腸は第2腰椎の左側で空腸へ移行

十二指腸は腸間膜をもたない

空腸=回腸より短い  2:3=空腸:回腸

1. 糖は主に空腸などの小腸で吸収される。
4. 中性アミノ酸は主に空腸などの小腸で吸収される。
5. Fe は主に空腸などの小腸で吸収される。

2 ビタミンB12は主に回腸で吸収される。
3. 胆汁酸塩は主に回腸で吸取される。

 

L1-2の高さにある

胃の後面を横走する

ランゲルハンス島は膵尾に多くみられる

1. 膵臓のランゲルハンス島D細胞からは、ソマトスタチンが分泌される。グルカゴンはA細胞から分泌される。
2. インスリンは、 膵臓のランゲルハンス島B細胞から分泌され、血糖値低下の作用をもつ。 血糖値上昇作用があるのはグルカゴンである。
3. 膵ポリペプチドはランゲルハンス島 PP(F)細胞から分泌される。胆嚢の収縮抑制作用や、膵酵素分泌抑制作用をもつ。
3. ソマトスタチンは、グルカゴンやインスリンなどの分泌を抑制する。

リパーゼ、トリプシン

 

1. 肝臓は、エストロゲン抗利尿ホルモンなどを不活性化させ、ホルモンの作用が長時間続き過ぎないようにしている。

1. 胆汁は黄金色をしており,アルカリ性(pH8.2-8.5)で消化酵素は含まれない。肝臓の肝細胞で分泌され,胆細管から肝管を経て肝臓を出て,胆囊管から胆囊に蓄えられる。消化時に胆囊管から総胆管を経て小腸(十二指腸)に流出する.腸内の胆汁は一部は糞便と共に排泄されるが,大部分は小腸粘膜(回腸)から再吸収される。

 

腸蠕動により直腸に便が輸送され、直腸壁が
伸展されることで反射性に直腸収縮および内,外肛門括約筋の弛緩が起こり、糞便が排出される仕組みが排便反射である。

上行結腸=逆蠕動運動がみられる
1:排便反射は、直腸に便が送られて直腸壁が伸展されることで誘発される。
2:直腸壁の伸展刺激は骨盤神経(副交感神経)の求心路を伝わって仙髄後根に入る。
memo 陰部神経は外肛門括約筋を収縮する。
3:排便中枢は仙髄(S2-S4)にあるが、絶えず大脳からの抑制を受けている。
memo排便の準備が整い、大脳皮質からの抑制がなくなるまで排便反射は起こらない。
4:排便中枢に達した興奮は骨盤神経の遠心路に伝わり、直腸壁の平滑筋を収縮させるとともに、内肛門括約筋を弛緩させる(排便反射)。
5:排便反射に同期して横隔膜の収縮と腹筋群の収縮が起こり、腹圧が上昇して排便を促進する。

 

腎臓は、後腹壁を覆う壁側腹膜の後方にある
腹膜後器官である。脊柱の両側で、第11~12胸椎から第3腰椎の高さにある。

尿は、腎小体→尿細管→腎杯→腎盤(腎盃)→尿管→膀胱→尿道と流れる。

膀胱の前方に向いた頂を膀胱尖といい,後方の膀胱底には左右の尿管口が開く。

大動脈の位置が左に寄っているために右の腎動派の方が少し長い、

右の腎臟は肝臓があるため左の腎臓に比べて低位である.

腎は腹膜後器官であるため結腸より後方に位置する。


1:腎小体糸球体と糸球体囊(Bowman囊)からなり、腎皮質に存在する。

2:尿細管の末端は腎錐体を縦走する集合管に続き、集合管は乳頭管となって腎乳頭へ開口する。

3:Bowman囊は糸球体を包む薄い膜で、内外2葉の単層扁平上皮からなる。

4:糸球体は輸入細動脈から続く毛球状の毛細血管の塊であり、輸出細動脈につながる。
memoこの毛細血管壁を作る内皮細胞に小孔が多数存在し、血中の水分と小分子が小孔を通って糸球体に濾過される。

5:ネフロン(腎単位)とは腎臓の構造的、機能的单位であり、1個の腎小体とそれに続く 1本の尿細管からなる。
memo 一側の腎臓には約100万個のネフロンが存在する。

 

膀胱の尿量が150~300 ml になると尿意を感じ始めるが、我慢ができる状態である。
memo 尿量が400~500 mlを超えると内圧が
急激に上昇し、排尿反射が出現する。膀胱伸展による求心性情報が大脳皮質感覚野に伝えられることで、尿意を起こす。

 

3,7,10,9 ー副交感神経を含む

三叉神経は脳神経で最も太い

大部分は感覚神経線維

三叉神経の第2枝で上顎神経は感覚神経線維のみ

三叉神経の第3枝で下顎神経は最も大きい

 

DNAは最後にンがつく

アデニン、グアニン、シトシン、チミン